リスニングについて
英語を勉強するほとんどの日本人は読むことができるのに、聞くことができていません。その理由はなぜでしょうか?例えば、英語の(字幕付き)映画やテレビをみると、綴り通りの発音をしていないことに気づくでしょう。これは、リエゾン、あるいはリダクションによって起こります。ネィティブスピーカーは、頻繁に、単語や単語の一部をつなげて話しています。日本人は、学校では、一般的にこういった音の変化についてほとんど習いません。従って、リスニング力を向上させるポイントとしてこの音の変化を意識してしっかり聞く練習をすることが大切です。まず、映画やドラマでセリフを聞き、聞き取れなかったら、文字で確認しましょう。次にどの音がつながっているのか、あるいは消えてしまっているか、わかるまで、繰り返し聞き続けてください。ある程度慣れてきたら、繰り返し声に出して、自然に言えるようになるまで練習してください。
リエゾンの代表的なパターン
①子音で終わる単語のつぎに母音で始まる単語がくる場合 例)far away ファー アウェイ → ファーラウェイ,
tell us テルアス → テラス
②前の単語の最後の子音が p,t,k,b,d,gで、後の単語の始めが子音の場合 例)should take シュドテイク → シュッテイク
③前の単語の最後と後の単語の最初が同じ子音の場合
get to, that the, good day,
リダクションの代表的なパターン
right now ライトナウ→ライッナウ, good morning グッドモーニング →グッモーニング
リエゾンとは?
語末に綴り字だけで通常は発音されない子音をもつ単語に、語頭に母音をもつ単語が強い結びつきで連続するとき、その語末子音と次の語頭母音が結合し一音節として発音される現象。
リダクションとは?
あるはずの音が発音されていない、消えてしまっている現象。